太陽の塔
夏のおでかけ。
太陽の塔の内部へ侵入してきました。
子供の頃から当たり前に見てきた「太陽の塔」
暗い公園に建つ巨大な顔は、ちょっとした恐怖。
大人になった今、小さく愛くるしささえ覚えるのは成長?
大阪万博の夢の跡。
内部の様子は、色んなメディアで紹介されていたので知っていたけど
実際に見てみると、そのスケール感と空気感に圧倒された。
ほんと、「芸術は爆発だ」を体感できる空間。
芸術作品でもあり、建築作品としても成立している。
内部のヒダ壁なんか、意匠性だけでなく音響効果や空調効率向上なんかも考えてつくってる事に驚き。
万博開催時には、太陽の塔内部から会場のもう一つのシンボルである「大屋根」に出る事ができたという!
「大屋根」とのセットで本来成り立っていた様に思う
今でも大屋根の一部分だけ残っているけど、ほんと一部だけ。
ただのモニュメントと化してる。
所詮、「建築」なんて消耗品でしかないのか?
丹下先生も浮かばれないなぁ〜。
有名建築ガンガン壊しちゃう悲しい街、大阪。
文化をぞんざいに扱う土地で、こんな夢の様な時間があったなんて本当奇跡。
大阪でまた万博やろうとしてるけど、きっとダメだろうね。
「万博」自体が時代遅れで、その空間からは何も生まれないだろうし。
いっそのこと、昭和大阪万博の完コピでもやったほうが話題にもなるし
昭和遺産の復元として十分意義のある事の様に思いますな。